レバレッジETFは危険?

海外ETF

最近、ツイッターでレバレッジETFやレバナス投信は危険というコメントを見かけます。

しかし、長期投資は株価の右肩上がりを想定してるんだから、レバレッジETFの方がパフォーマンス良いよね?という人もいます。

結局、どちらが正解なのでしょうか? 私なりの考え方をまとめてみました。

パフォーマンス比較:2010年~2021年現在

まずは、パフォーマンスを比較してみましょう。

まずは SPY(ブルー) vs SPXL(オレンジ)

続いて QQQ(ブルー) vs TQQQ(オレンジ)

レバレッジETFの圧勝ですね。レバレッジETFをお勧めします!

とかいうとこんな声が聞こえてきそうです

今調子いいだけだろ!

暴落時は凄いスピードで落ちるから危ない!

こんな声が聞こえてきそうです。

パフォーマンス比較:暴落時ーコロナショック

直近で暴落したコロナショック前後で比較してみましょう

期間は2020年2月~2020年12月

まずは、SPY(ブルー) vs SPXL(オレンジ)

続いて QQQ(ブルー) vs TQQQ(オレンジ)

この期間で切り取ると、SPXLはSPYに対しアンダーパフォームしています。

一方、TQQQはQQQに対しこの期間でもアウトパフォームしていますね。

なので、SPXLでなくナスレバのTQQQを選択すれば良いですね。

こんなことを言うと、またこんな声が聞こえてきそうです。

FRBが量的緩和を行ったから、ナスダックがたまたま有利なだけだ!

テーパリングしだしたら、TQQQの方がむしろ危ない!

というわけで、こんな一定期間を切り取ったパフォーマンス比較なんて無駄ということです。

特性の違いから考える

パフォーマンス比較が無駄(切り取った期間によって結果が変わるため)なので、それぞれの特性の違いから考えてみましょう。

レバレッジETF(例:SPXL、TQQQ)の特性をまとめてみました。

条件レバレッジETFの特性
株価上昇時急上昇(vs レバなしETF)
株価下落時急下降(vs レバなしETF)
レンジ相場の場合
(株価が一定の値を中心に上下する場合)
緩やかに下降(レバなしETFが動かない時)
リカバリの場合
(株価が下落後、再上昇しもとに戻る)
リカバリ時間が遅い(vs レバなしETF)

長期投資においては、株価の右肩上がりを期待しているので株価上昇が支配的になるはずです。反対に下落期間やレンジ相場期間は少ないということです。

しかしながら、株は換金しないとお金にできません。つまり、いつかは”売る”のです。この売るタイミングで下落していたら、残念ながら投資は失敗ですね。

なので、この中で考慮すべきは”リカバリ時間が遅さ”です。

レバレッジETFの特性については以下の記事を参考にしてください

考えられるリスクの例

リカバリの遅さがリスクだと説明しました。これはどういうことか?

ありそうなシナリオとして次のようなケースを考えてみます

  • ある時期に株価100でETFを購入
  • 順調に株価上昇
  • 株価暴落
  • その後、徐々に株価が回復

株価100で購入したETFがレバなしETFの場合とレバレッジETFの場合で比較すると以下のようになります。(数値はどうにでもなるのであえて掲載していません)

この比較をすると、メッシュで表現した期間にETFを”売る”と損が確定します。

レバレッジETFの方が、この”損確定期間”が長くなります。この現象はレバレッジETFの特性から来るものです。

この期間での売却を我慢して、更に長期で持てるのであれば問題はありません。

しかしながら、以下のような場合は避けることができませんね。

  • NISAの期限
  • 大金が必要になる(子供が留学する等)

まとめ

レバレッジETFのリスクの考え方について語ってきました。

まとめると以下となります。

  • ある期間切り取ったパフォーマンス比較は無意味
  • 長期で見ればレバレッジETFの方がパフォーマンスは圧倒的に良い
  • リスクはリカバリ期間が長い事
  • ”売る”べき時期が近付いたら気をつけよう(NISA期限等)

私自身は長期で考えているので、売り時だけ気を付ければそれほどリスクはないかと思っています。

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