日本から米国証券口座「Firstrade」を開設してみました。2020年5月 画像解説

Firstrade

日本から米国証券口座を開設したい!または、米国駐在中に残した資産を運用したいという方へ向けて。

米国証券口座「Firstrade」を日本から開設してみましたので、その過程を画像で解説します。日本の証券口座を開設するよりも簡単です。

Firstradeとは

Firstradeとは、日本に居ながら開設できる数少ない米国証券口座の一つです。パスポートとマイナンバーカードがあれば、10分程度で手続きを完了することができます。

Firstradeの魅力

私が感じるFirstradeの魅力(米国株式の魅力も含む)

  • 取引手数料$0
  • 1株から購入可能
  • 豊富な購入方法
  • 日本から購入できない銘柄/ETF
  • リアルタイム取引(市場Openが夜、タイムラグなしの両方の意)

取引手数料は完全に無料でかつ、更に口座維持費用も掛かりません。10分程度時間を作って登録するだけで米国に証券口座を持つことができます。日本と海外に口座を持つって、なんかカッコ良くないですか

また米国では1株から購入可能です。日本でもS株等の単元未満株を購入できるシステムは用意されていますが、制限が多すぎて稼ぎづらくなっているのが現状です。”取引が場の始値と終値のみ”、”成行注文のみ”、”アプリの使い勝手が悪い”の単元株取引に対し不利があります。一方、Firstradeでは1株でありながら、指値はもちろん、逆指値、指値と逆指値のコンビネーション、トレーリングまで用意されています。S株ならではの不利、不便さがありません。

Firstrade証券では、日本から購入できない銘柄やETFを購入することができます。有名どころでは、大麻関連銘柄やARKK等の有望なETFがあります。私が個人的に注目しているのは、テックベンチャー関連銘柄です。GAFAの次の金の卵を見つけることができるかもしれません。

米国市場の開始時間は日本時間の23:30(サマータイム中は22:30)です。仕事が終わったフリータイムをリアルタイム取引に費やすことができます。

Firstradeのデメリット

魅力を説明したら、デメリットにも触れておかないといけません。

  • 日本語非対応
  • 送金手数料
  • 為替リスク
  • 二重課税

Firstradeは英語の他に、中国語に対応しています。残念ながら日本語は対応していません。ですが、その点はご心配なく。本サイトでしっかりサポートいたしますし、ほかにも海外駐在者向けの解説ページも豊富にあります。しかし、この際、Firstradeでの取引をきっかけに、英語をしっかりマスターして頂きたいです。銘柄選定等で英語のレポートを真剣に読むことで、非常に勉強になります

送金手数料、これが一番悩ましい問題です。一回の送金手数料は、大よそ同額の1度の取引手数料と同等です。(例:100万円の海外送金手数料≒100万円の売買手数料)
数年長期で保有し続けることが前提の場合や、為替リスクを低減するための換金を分散する場合は、日本から米国証券を投資しても大差はないかもしれません。TransferWiseを使用することで、この送金手数料を安く抑えることができます

米国では、購入時と売却時の株価の差額で利益を得るキャピタルゲインに対しては課税されませんが、配当金は米国から10%課税されます。更にそこから、日本の20.315%が課税されるため、合計で28.3%課税されてしまいます。しかし心配はいりません。確定申告で外国税額控除申請することで取り返すことができます*。
※所得税控除となるので、所得税額によっては全額取り返せない場合もあります。

私が口座開設をおすすめする理由

実際に日本のS株投資をやっている身としては、Firstradeのリアルタイム取引、様々な購入方法はとても魅力的です。私の基本的な考え方として、世の中はテクノロジーの進化により豊かになっています。世の中が豊かになっているので、株価は長期的に上がり続けます。しかしながら、日本のテクノロジーへの投資額はアメリカ、中国に遠く及びません。従って、GAFAの次の金の卵は残念ながら日本からは出ません。そのような銘柄は日本の証券会社からは購入できません。これが日本に居ながら、日本の証券会社でなく、米国のFirstrade開設をおすすめする理由です。

口座開設やってみました

ここでようやく本題です。口座開設の手順を紹介します。

口座開設手続きまとめ

  • 口座開設スタート
  • 認証コード登録
  • パスポート登録
  • 本人情報登録
  • ユーザーID、パスワード、PIN(4桁の数字)の登録
  • サインの登録(パスポートと同じもの)

必要書類

  • パスポートの写真
  • マイナンバー(番号のみ)

画像解説

口座開設スタート

名前、苗字、emailアドレスを入力し、Open International Accountをクリック

認証コード登録

電話番号を入力し、その右にある’Get Verification Code’をクリック
しばらく待つと、電話に認証コードがメッセージで届く
そのCodeを入力し、Continueをクリック

パスポート登録

パスポート(写真)とマイナンバー(番号のみ)を準備しNEXTをクリック

顔写真のページとサインのページのパスポート画像を求められるが、日本のパスポートの場合は同一ページのため、同じ写真をアップロード

本人情報登録

下図を参考に、本人情報を入力していく。(私は開設済みのため、ここでは妻の口座を開設しました)

続けて、年収、投資目的等を入力

ユーザーID、パスワード、PIN(4桁の数字)の登録

こちらも下記を参考に、登録していく。

サインの登録(パスポートと同じもの)

“Click here”をクリックし、手書きサイン入力画面を出す

マウスを使って、パスポートと同じサインを記入

確認して問題なければ、”SUBMIT APPLICATION”をクリック

ここまでで手続きは完了です。W-8ENフォームも自動的に提出してくれています。

その後。。。

登録作業が無事に終わると以下のメールが届きます。

審査を通過すると以下のメールが届きます。

まとめ

以上で手続きが完了です。これで審査が通過すれば、日本で米国証券口座を持つことができます。審査中に送金手続きを行うことができます。これは別の機会にまとめます。

米国の証券口座を持つのは、大変そうなイメージがあるかもしれませんが、日本の証券口座開設よりも簡単にできてしまいました。

コメント

  1. […] […]

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