投資リスク管理についての考察

その他

最近、インフルエンサーが投資をすすめることが多くなってきました。その方達が必ずいうのが「リスク許容度内で投資しなさい」だと思います。でもどうやってリスク許容度の中で投資すれば良いのですかね?

リスク許容度を考慮した投資方法について考えてみました。

※リスク許容度の計算方法ではありません。

株式投資の最大損失額は?

まず最初にリスク許容度は人それぞれ違うので、いくらまで損してOK!という基準金額を決めましょう。

仮に10万円までOKとした場合どうしましょう?

答え:10万円まで株を買う。これなら100%10万円以上損することはありません。

でも、株ってそんなに損するのでしょうか?

昨日安倍首相が辞任を発表した時でも私の保有銘柄下落率は最大で-7%でした。(今後はもっと下がるかもしれませんが)

10万円の株式だったとすると、損失額はたったの-7千円です。

10万円のリスク許容度で10万円株に投資というスタイルだと超守備的と言わざる負えません。従って、もっと投資してもOKということです。

では何%落ちるのか?

これは損切ラインを設定することで、自分自身である程度コントロールすることができます。

つまり、損切ラインを決めればもっと投資額を増やしてリターンを得ることができます。

投資額算出計算

損切ラインから投資額を計算できます。

最大投資額=損失許容額÷損切ライン(%)

例えば、損失許容額を10万円、損切ラインを20%とすると、

10万円÷20%=50万円 となります。 簡単ですね。

見てないときに、株価が下落したらどうするの?

そのようなリスクを回避するために、大体の証券会社には逆指値という設定があります。

逆指値は指定した金額以下になったら自動的に”売り”注文を出す取引設定です。(逆もできます)

この設定をつけておくことで、不意の急落にある程度対処することができます。

参照:SBI証券 逆指値の解説

国内株式|SBI証券
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但し、急落時に指定した金額で約定するとは限らないので注意してください。

運用方法は?

以上をまとめると、運用方法は次のようになります。

  1. 損失許容額を決める
  2. 損切ライン(%)を決める
  3. 最大投資金額を算出
  4. 株式を購入
  5. 逆指値を設定する

この手順で投資して利益が出たら、その利益を損失許容額にプラスすることでリスクをコントロールしながら、投資額を増やすことができます。

最大投資額=(損失許容額+利益)÷損切ライン(%)

例えば、損切ラインを20%で10万円の損失許容額からスタートすると

1.50万円まで投資

2.10万円の利益

3.損失許容額を20万円(10万円+10万円)に増額

4.+50万円投資

2に戻る。

といった具合です。

損切ラインと投資額の関係

今まで損切ラインを20%として投資額を計算してきましたが、当然損切ラインを厳しく設定すれば投資額を増やすことができます。

損失許容額 10 10 10 10 10
損切ライン 20% 10% 5% 3% 1%
最大投資額 50 100 200 333 1000

 

逆指値は自動的に株式を売ってしまうので、簡単に引っかかってしまうと機能しません。

個別株の例を見てみましょう。

私が保有しているライフネット生命の株価ですが、上昇トレンドではあるのですが、それでも一時的に-19%を記録していました。

更に、7月~8月の1日の騰落率でも最大で-8%の変動がありました。

このボラティリティ(株価変動)で5%の逆指値を設定すると、毎回引っかかってしまいます。

なので、この銘柄の場合では損切ラインを20%程度には設定しなければいけません

大企業の株式やETFなどインデックスへ投資するのであれば、ボラティリティが低いので損切ラインを5%程度に設定できます。

損切ラインを厳しく設定することで損失許容額を一定にしたまま(リスク許容度が一定)で投資金額を引き上げることができますね。

えっ、そんな金ない?

なんで個別株へ投資する?

私が個別株へ投資する理由は、少額の投資で大きなリターンを期待できるからです。大体投資家はそのように考えるのではないでしょうか?(勿論、個別株の方が楽しい等の理由も考えられます)

これは言い換えると、個別株の高いボラティリティ(価格変動)を活用して大きなリターンを得ようとしています。これはハイリスクーハイリターンです。

一方、インデックスはボラティリティ(価格変動)が個別株に比べ小さいのでローリスクローリターンとなります。

個別株はハイリスクな分、Averageで考えるとインデックスに負けるという結果になりがちだと思います。

インデックス投資で個別株と同じリターンを得ようとすると投資金額を上げるしかありませんが、そのまとまった投資金を作ることができないというケースが大半ではないでしょうか?

したがって、インデックスは積立てて行くしかないという結論になります。

インデックスの積立は投資期間の時間分散ができませんので最後に投資時点では高いリスクを抱えるという問題があります

結局のところ、投資入金力と期待リターンのギャップから個別株投資を行い、結果インデックスに負けるというところでしょうか?

じゃあ、お金借りてインデックスに投資すればいいじゃん!?

そんなことできるわけ~~ない? 

いやいや、そういえばありますね!? 東大バフェットさんが言っていましたね。

やっぱNote買わなきゃいけないかな~。。。 本なら買うんだけど。。。

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