リベ大両学長のYoutubeに出会って以来 配当金で経済的自由を得る を目標に高配当株投資を開始しました。高配当株投資のPointはこびと株さんのブログを何度も読み返し、私自身の考察を加えると次の3点なのかなと思います(私なりの解釈です)。
- 銘柄選定
- セクター分散
- 利回り最大化
本記事では、この3つのポイントから高配当株投資に最も適した証券会社を比較したいと思います。
高配当株投資のポイント3点
銘柄選定
高配当になっている株は、特別配当を除くと以下の2つタイプが考えられます。
- 事業が成熟して成長が見込めないため、成長投資よりも配当へ資金を回している。
- 事業の成績が悪く株価が下がり、想定的に利回りが高くなっている。
後者を選んでしまうと将来的に株価下落のリスクが高く、資産が目減りしてしまう恐れがあります。これでは本末転倒ですので、厳選した銘柄のみを集める必要があります。
こちらは、こびと株さんの紹介する銘柄等を参考にすると良いでしょう。
セクター分散
安定した配当金収入と資産を維持するためには、リスクを極力低減させる必要があります。その最も王道の手段としては、セクター分散が挙げられます。
こぶと株さんのブログによれば、
- 1セクター比率 20%以下
- 30銘柄以上でポートフォリオを構成
私のような少額投資家がこの条件をまともに守るためには、1株から購入可能なミニ株/S株(単元未満株)を扱っている証券会社を選択するしかありません。
利回り最大化
利回りを最大化することが、高配当株投資の最大のテーマであります。高配当利回り銘柄を選ぶのは当然ですが、同じ銘柄を選んだとしても次の2つで結果は大きく変わります。
- 購入タイミング
- 税金対策
配当利回りは 配当金÷購入時の株価x100 で決まりますので、株価が安くなった時に購入するというタイミングが重要となります。
配当利回りの大敵は 税金 です。購入手数料は株式購入代金に影響しますが、配当金はそのうちの数%であるため利回りにはほとんど影響しません。一方で税金は配当金に直接課税されます。仮にとても上手に資産を運用できて利回り5%の配当金を得られる場合、そのうちの 約20% 利回り換算で1%を税金が持って行ってしまいます。
実際に高配当株投資をやってみるとわかるのですが、利回りの1%はとてつもなく大きいです。この対策として考えられるのは次の2点です。
- 配当控除
- 一般NISA
配当控除は確定申告テクニックであり、今回の趣旨ではありませんので省略します。
証券会社比較としては、一般NISAに対応しているかどうかがポイントとなります。
【高配当株】おすすめ証券口座はどれ?
ようやく本題です。セクター分散の観点からミニ株(S株)に対応している証券口座を3社Pickupしました。それぞれの証券会社のメリットデメリットを高配当株投資の視点で比較します。
- SBIネオモバイル証券
- フロッギー(日興証券)
- LINE証券
SBIネオモバイル証券
料金体系
1カ月の約定代金が50万円以下の取引において月額220円で売買し放題。200円が毎月ポイントバックされるため、実質月額20円で取引できます。但し、50万円以上300万円以下では、月額1100円(税込)と一気に跳ね上がることに注意が必要です。
月額って、、、
投資をやめたい時もずーっと220円取られちゃうの?
何らかの原因で投資から離れたい時は、一時中止することで月額料金支払いを停止することができます。その場合、ポイントバックはありません。
ひと月あたりの取引金額 | 1万円 | 3万円 | 5万円 | 10万円 | 30万円 |
---|---|---|---|---|---|
月額購入手数料* | 20円 | 20円 | 20円 | 20円 | 20円 |
*ポイントバックを含めた金額
NISA対応
なし。
ポイント投資
T-Pointで投資することができます。
購入可能銘柄
国内上場株式はほとんど購入可能です。取引不可銘柄はこちら。
取引関連
約定タイミング | 前場/後場の始値、後場終値 | 注文時間による ・0:00~7:00/当日前場始値 ・7:00~10:30/当日後場始値 ・10:30~13:30/当日後場終値 ・13:30~24:00/翌営業日前場始値 |
購入最小単位 | 1株 | |
定期買付 | あり | ・金額を指定し取得株数を算出 ・50件まで設定可能 ・1設定で5日分買付可能 |
ネオモバ定期買付使いこなしはこちらの記事を参照してください。
総評
売買手数料が最安値。30以上の銘柄でポートフォリオを構成する高配当株式投資を考えると、取引回数に関係なく月額20円というのはありがたい。
定期買付で50件設定できるので全投資対象銘柄に対し定期設定が可能。上限金額設定を活用することで、仮想的に指値のような設定ができる。このため短期の株価変動に左右されることなく、機械的に買付ができることが魅力。
長期投資では一日の変動は誤差ではあるが、約定タイミングをコントロールできないので高値をつかまされる可能性が高いのがストレス。
フロッギー(日興証券キンカブ)
日興証券には単元未満株を扱うサービスがミニ株とキンカブの2つありますが、今回の比較対象はキンカブです。
(日興証券のミニ株は手数料が高く、取り扱い銘柄が少ないため選択肢には入れませんでした)
料金体制
購入代金は無料。売却時に0.5%のスプレッドが掛かります。「スプレッド」とは、市場で取引されている株価から差分を手数料の代わりに徴収することです。例えば、市場価格1000円で売却が成立した場合、0.5%のスプレッドがあるため、売却代金は995円となります。
100万円以上の買い取引、全ての売り取引に対して売買約定金額の0.2%がポイントバックされます。
ひと月あたりの取引金額(総額) | 1万円 | 3万円 | 5万円 | 10万円 | 30万円 |
---|---|---|---|---|---|
購入手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
売却手数料* | 30円 | 90円 | 150円 | 300円 | 900円 |
*ポイントバックを含めた金額
NISA対応
あり。
ポイント投資
dポイントで投資が可能です。またフロッギーの記事を読むと、dポイントを貰えることがあります。
購入可能銘柄
国内上場株式はほとんど購入可能。私のポートフォリオ銘柄は全て購入可。
取引関連
約定タイミング |
前場・後場の始値 |
前場・後場指定可能 フロッギーサイトからは注文時間による |
購入最小単位 | 指定なし | 金額指定で購入するため、1株未満にも対応 |
定期買付機能 | あり | ・指定した金額分株を購入(1株未満も所有可) ・最大20件まで設定可能 ・1設定で1日/月買付設定可 ・月指定(毎月、奇数月、偶数月から一つ選択) ・購入日指定(5,10,15,20,25日から一つ選択) |
総評
今回Pickupした証券会社の中で唯一NISA口座に対応している。高配当株投資は基本的に売却をしないことから、買付手数料が無料というのは最安とも言える。(覚悟を決めればですが。。)金額指定で株式を1株未満まで細かく購入できるため、金額ベースで細やかなセクター分散を行うことができる。
定期買付は20件までしか設定できないのが難点。ネオモバのように指値のような設定ができないので、株価の状態を毎回チェックしなければならない。
LINE証券
料金体制
取引時間内と時間外で売買手数料が異なります。日中の取引の場合は0.05%、夜間取引の場合は0.5%のスプレッドが掛かります。「スプレッド」とは、市場で取引されている株価から差分を手数料の代わりに徴収することです。例えば、市場価格1000円で売却が成立した場合、0.5%のスプレッドがあるため、売却代金は995円となります。
ひと月あたりの取引金額(総額) |
1万円 | 3万円 | 5万円 | 10万円 | 30万円 |
---|---|---|---|---|---|
日中0.05% | 5円 | 15円 | 25円 | 50円 | 150円 |
夜間0.5% | 50円 | 150円 | 250円 | 500円 | 1500円 |
*購入→売却の場合、手数料は2倍となります。 例1万円買付→1万円売却 手数料=5円+5円=10
NISA対応
なし。
ポイント投資
LINEポイントで投資可能です。
購入可能銘柄
国内株式300銘柄を購入可能です。銘柄一覧はこちら
私の高配当株ポートフォリオの中では、以下の銘柄は扱っていませんでした。
- 日本電信電話
- 沖縄セルラー
- 三菱UFJリース
- 蔵王産業
- インテージHD
- 兼松エレクトロニクス
- センチュリー21
- プロシップ
- TAKARA&COMPANY
- CDS
- ブリジストン
- 日本エス・エイチ・エル
- 日本ケアサプライ
高配当株投資では日本電信電話(NTT)、沖縄セルラーあたりは欲しいところ。
取引関連
約定タイミング | 注文時 | 夜間取引も可能(ただし手数料は0.5%) |
購入最小単位 | 1株 | |
定期買付 | なし |
総評
LINE証券は今回Pickupした証券会社の中で、唯一リアルタイムで購入できる。そのため、狙った価格帯で購入することが可能。手数料も日中であれば0.05%と最低水準で気にならないレベル。
高配当株投資でLINE証券を利用する上で最大の難点は、銘柄数が少ないという点。私の高配当ポートフォリオはLINE証券では組めなかった。特に日本電信電話(NTT)がないのは痛い。定期買付機能がないのも難点。
高配当株には向いているとは言えないが、少額の成長株投資には向いているかも。
(狙いの銘柄があれば)
今ならクイズに答えて最大3株(2000円分くらい)を貰えるキャンペーン実施中!
結論
今回Pickupした証券会社は、それぞれ一長一短ありますが、高配当株投資に向いているという観点でランキングすると次になりました(私の独断と偏見)
ランキング | 証券会社 | 良い点 | 悪い点 |
---|---|---|---|
1位 | ・売買代金が最安値 ・定期買付設定が50件 ・定期買付で指値のような設定可 |
・約定タイミング | |
2位 | 日興証券フロッギー | ・NISA対応可 ・金額指定購入 (1株以下まで対応) |
・定期買付件数20件 (ちょっと少ない!!) ・約定タイミング ・売り取引手数料が高い |
3位 | LINE証券 | ・リアルタイム取引 ・お得なキャンペーン(6月) |
・銘柄数小 ・定期買付不可 |
私は短期の株価変動に惑わされないようになるべく機械的に買付をしたかったため、SBIネオモバイル証券を1位としました。売却しない覚悟があれば、NISA口座に対応しているフロッギーが利回りを最大化できると思います。LINE証券は高配当株投資としては銘柄数が少なすぎですが、リアルタイムで取引できる他の証券会社にない強みがあります。
あなたのランキングはいかがでしょうか?
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