米国証券ではおなじみのDRIPをご存じでしょうか?
DRIPとはDividend Reinvestment Planの略で配当金再投資プランです。この機能を設定することで、配当金が払い出された直後に自動で配当金で配当金が発生した株式を追加購入してくれる米国証券ではポピュラーな機能です。日本の証券会社では対応していませんので、あまりなじみはないと思います。
このDRIPを使えることがFirstradeのメリットだというサイトを見かけることがありますが、本当にお得なのか確認しました。
結論からいうと、大したメリットはない。
DRIPがお得という主張
私が拝見したいくつかのサイトでは、以下のように主張されていました。
- 配当金が自動的に再投資されるので、税金がかからない。
- 配当金が自動的に再投資されるので、日本の税金がかからない。
- 税金はかかるが、かかるタイミングが年末のため投資に回す費用を大きくできる。
- 自動設定では購入手数料が掛からない。
中には、税金が控除されるタイミングを考慮したシミュレーションもなされていました。
DRIP設定方法
Position画面で設定することができます。手順は以下を参照してください。
DRIPを使用した結果
DRIPを使用した結果がこちらです。
普通に税金引かれてる・・・
残念ながら、再投資したタイミングで米国の税金10%が控除されてました。
この時点で1と3は消えました。
日本の税金は?
Firstradeでは日本の税金は確定申告で申請・支払いを行うため、それまでは引かれません。ただこれは、DRIPを使用したかどうかに関係がありませんので、2番も関係ありません。
手数料について
Firstradeでは手数料はそもそも無料のため、DRIPを使用したことでお得になることはありません。
DRIPのメリットは?
では、DRIPのメリットはなんでしょうか?検討してみました。
- 1株以下で購入可能
- 自動再投資
このくらいでしょうか?
1株以下で購入可能であるのは、配当金の支給比率から考えるとSPYDでも100株程度保有していないと1株にならないので、これは確かにありがたいですね。
自動再投資については、しばらく株式から離れたい。という時にありがたいといったところでしょうか?
日本の証券会社であれば定期積立等の設定が可能なので、果たしてメリットと呼べるのか疑問です。
結論
元々売買手数料が無料のFirstradeのDRIPはそれほどメリットはない。
Firstradeの魅力はやはり
- 売買手数料無料
- Transferwiseで送金コスト低減
- 日本の証券会社で扱えない銘柄/ETF(ARKK/TQQQ/WCLD etc)
Firstrade vs 日本の証券コスト比較
米国証券Firstradeの口座開設を解説
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