1株から購入できる米国証券Firstrade。手数料0が魅力的ですが売買methodも充実しています。日本の単元未満株は基本的に”成行”以外では購入できませんが、Firstradeの高度な売買methodを駆使することで勝率が上がるかもしれません。
Firstradeには次の5種類の売買methodがありますが、それぞれの意味と使う状況を解説していきます。
Market | 成行 |
Limit | 指値 |
Stop | 逆指値 |
Stop Limit | 制限付逆指値 |
Trailing Stop | トレーリングストップ |
Market(成行)
”Market”は成行注文です。発注した時の株価で約定します。
次の3種の”Instruction”を指定することができます。
None | 指定なし=注文直後に約定します |
OPG | 始値で約定します |
CLO | 終値で約定します |
Limit(指値)
”Limit”は指値注文です。”Limit Price”に到達した時点で成行注文を実施します。
Buyの時は、株価がLimit Priceで指定した値を下回った時に買い注文を成行で発行します。Sellの時は、株価がLimit Priceで指定した値より上回った時に売り注文を成行で発行します。
株価を指定した価格で売買したい時に使用します。Limit Priceで約定します。
Stop(逆指値)
”Stop”は逆指値注文です。”Stop Price”に到達した時点で成行注文を実施します。但し”Limit”とは逆の条件になります。
Buyの時は、株価がStop Priceより上回った時に買い注文を成行で発行します。これは株価急上昇の初動を狙いたい時に使用します。株価が急上昇した場合、Stop Priceで指定した株価よりも高値で約定する場合があります。
Sellの時は、株価がStop Priceより下回った時に売り注文を成行で発行します。これは株価の予期せぬ急下落の初動で損切したい時に使用します。株価が急下落した場合、Stop Priceで指定した株価よりも安値で約定する場合があります。
Stop Limit(条件付き)
”Stop Limit”は条件付き逆指値注文です。”Stop”の懸念である”Stopで指定した株価よりも高値(安値)で約定する場合があります”を回避するため、上限(下限)を追加で設定することができます。
Stop Priceで指定した値に到達した時点で成行注文を発行するため、株価の変化が急激な場合、Buyの時は異常な高値(Peak)で約定する可能性があります。Sellの時は底値で約定する可能性があります。
”Limit Price”を追加することにより株価が急激に上昇(下落)した場合の異常な高値(安値)での約定を回避し、正常な株価で買付を行うことができます。
Trailing Stop(トレーリングストップ)
現在の株価に連動してStop Priceが変動していきます。
BUYの場合(左図)、現在の株価+Trailing値(赤い線)を最初の”Stop Price”とします。その後、株価の下落方向に”Stop Price”が追従し、Trailing値を保ったまま株価と共に下がっていきます。株価が反転上昇した時には、”Stop Price”は変化せず逆指値を上回った時に成行注文を発行します。下落中の株価が反転したタイミングで購入する場合に使用します。
SELLの場合(右図)、現在の株価ーTrailing値(赤い線)を最初の”Stop Price”とします。その後、株価の上昇方向に”Stop Price”が追従し、Trailing値を保ったまま株価と共に上がっていきます。株価が反転下落した時には、”Stop Price”は変化せず”Stop Price”を下回った時に成行注文を発行します。株価上昇から下降局面に入るPeakのタイミングで売却したい場合に使用します。
Trailing Valueは$と%のどちらかで設定することができます。
【朗報】スマホアプリが先日改版され、Trailing Stopが使用できるようになりました。下記記事を書いた時点では、バグにより使用できませんでした。
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